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広報を立ち上げ、月刊ビジョンズを創った私が27歳で会社を辞めた理由

元電気事業部 顧客営業課 課長 兼 広告課 課長|塩入 菜穂

PROFILE

■名前:塩入 菜穂
■出身:茨城県
■入社年:2019年 新卒入社
■部署:元電気事業部 顧客営業課 課長 兼 広告課 課長

広報を立ち上げ、月刊ビジョンズを創った私が27歳で会社を辞めた理由
2019年にビジョンズへ入社し、営業、広報・広告、そして課長職まで幅広く経験してきた彼女。
在職中に培った『ゼロイチスキル』や挑戦の数々は今、海外でのワーキングホリデーという新しいフィールドでも大きな力となっている。
今回、ビジョンズでどのように成長し、なぜ新たな道を選んだのか。
退職後も社員との関係を良好に築いているビジョンズだからこそ伺えたその理由に迫る。

ビジョンズではどのような業務・役割を任されていましたか?

広告や広報、営業とそのマネジメントまで幅広く経験しました。
広報では、プレスリリース発行、メディアの方々との交流やイベントの参加、採用広報としてSNSの発信、HPの作成社内のイベント企画などです。


営業ではエンドユーザーと直接やり取りをする顧客営業課で課長をまかされ、マネジメントを経験しました。
広報の力でバズれば、広告費をかけずにサービスを売れるため、みんな広報に期待してくれていて、最初は期待に応えたいという思いで必死でした。
しかし私自身、学生時代からずっと読み書きが苦手だったので……かなり苦労しました。



もともと学生時代から広報に憧れていたと伺ったのですが?   

そうなんです!
私はミーハーでキラキラしていたかったので、テレビに出ている広報の方々を見て、単純に「私もテレビ出たい!」みたいな(笑)
就任時は憧れの広報♡とテンションが上がっていましたが、いざ広報の世界に入るとプレスリリースが書けないとテレビ出演は無理だ!と気づき、最初はとにかく他社の記事を読みまくりました。








「やりたいようにやってみて」から
身につけたゼロイチスキル




どんなスキルが身につきましたか?

大きなスキルは社内調整力と文章力ですね。
社内調整力は、役員や事業責任者に「どのタイミングで何を伝えるか」を工夫したり、反応を確認したりする中で鍛えられました。ビジョンズは事業が多いので、いろんな部署に進捗を確認したり交渉したりする機会も多く、その中で自然と力がついたと思います。

あとは「ゼロイチ」スキル。幅広い分野の業務をゼロからイチをつくることを経験させてもらって、新しいことを始めるときに不安以上のワクワクがあることを学びました。






2021年「リフォーム産業新聞」のニュース面に取り上げられた。

ビジョンズの住宅設備事業が紙面に掲載された。





学生時代からの憧れを社内報に




専務に「広報部はできたてだから塩入のやりたいようにやってみて」と言っていただけて、他社研究中に大企業が社内報を出しているのを発見しました。
学生時代ファション雑誌の編集に憧れていたのを重ね合わせ、私もやりたい!と思い、でもどうせ作るならデジタルにして社外にも発信した方が一石二鳥だし、当時インスタで雑誌のような社内報がなかったのでこれは新しい!と思い上司に提案しました。


上司からは「やろう!」の即答をいただけました!




そして生まれたのが、この月刊ビジョンズだったんですね!

そうです♪
当時の思い付きから、今も続くとは思っていなかったのでとても嬉しく、感慨深いです。





デザインも文章も手探り……。
でも社員の笑顔が原動力!




月刊ビジョンズを始めた頃の苦労や、手応えを教えてください。

デザイン、写真、文章全てがど素人で初期の月刊ビジョンズを見返すと課題ばかり……(笑)
営業課も兼任していたので作成時間も足りず毎月の発行もキツかったです。


でも社員のみんながとても協力的で、雑誌に載ると照れながらも喜んでくれるんですよね。
その姿を見て来月は更にクオリティを高めてここで働く素敵な社員を社内外に知って欲しい、社員のご家族にも見て欲しい、という想いが原動力になっていました。
広報だけでなく、社員達の会社が好きな気持ちのおかげで今も受け継がれているのかなと思います。




月刊ビジョンズのバックナンバー。企画からインタビュー・レイアウトまでほとんど塩入さん1人で手がけていた。

「特に力を入れた」と語る2022年11月の月刊ビジョンズ。2人体制での制作になり内容・デザイン共に格段にこだわりがみられる。


交流会などでお会いする方々からも「みてるよ~」というお声をいただき、さらに力が入りました。
それが2022年の秋頃。
デザインをガラッと変えてみたり、自分なりに試行錯誤をしていました。
個人的に、いつも辛口な山下部長から『今月の文章良いね!』と言われるのが一番手応えを感じる瞬間でした(笑)





27歳、今までのキャリアを捨てて決めた

人生の夏休み




楽しそうに働いていた姿、覚えてます(笑)。それでも退職を決意したのにはどんな理由が?

当時27歳で女性としての人生も考え始めたからです。
30歳を過ぎたら子供が欲しいと思い、これからのライフプランを逆算すると一人で自由きままに過ごせるのは残り3年。


一度キャリアを捨てたら戻ってくるのは難しいとわかっていましたが、キャリアを捨ててでも体力のある20代に10代の頃から大好きだった海外で、人生の夏休みを取ることを決断しました。
急に退職希望を伝え、後任を作れず迷惑をかけてしまう状況にも関わらず、第一に女性としての夢や幸せを尊重してくれてたことは今でも忘れません。






社内イベントのハロウィンパーティーでの塩入さん♪




2023年 27歳当時の塩入さん 顧客営業課の目標達成会♪




海外で生きるビジョンズでの経験




ワーホリ先をオーストラリアに決めた理由は?

ワーホリ先をオーストラリアに決めたのは、ワーホリといえばオーストラリアでしょ!という単純な考えからでした(笑)。実際に渡航してみると、自然や物が豊かで人が温かい素敵な場所だなぁとしみじみ感じています。







西オーストラリア州の巨大蟻塚で♡


ワーホリ中、最も印象に残る経験は?

仕事が見つからず車中泊生活をした経験は忘れられません(笑)
仕事も家もお金もない経験は人生で初めてで、そんなドン底期を味わって考え方が変わりました。


今までは上手くいかないことがあると『どうしてこうなったんだ』と落ち込んでいましたが、本当に切羽詰まった時に後悔してたら死んでしまいます。
だから起きたその場で解決策を捻り出してすぐ行動に移す。とにかく行動。


この考え方でメンタルも安定して人生もスピードアップするということに気づけました。
仕事で炎天下の中、果物の収穫をしているときはふと「クーラーで快適な中仕事してたなあ」と、ビジョンズ時代を思い出しますしギャップを感じてます。
温かいベッドとシャワーがある生活もどれほど幸せなのかにも気づけましたね。






海外で働く中でビジョンズでの経験が活きているという実感はありますか?

やはり「ゼロからイチを創る」スキルがとても活きていると感じますね。この1年半で農業、飲食店、マッサージ師、工場など、すべて未経験の『ゼロの状態』から挑戦してきました。その上でこれからフリーランスのマッサージ師に挑戦したいと考えています。






どうしてマッサージ師を?

マッサージは、基本的に世界共通で通じる一定のスキルということ、そして手に職をつけたいという部分から始めました。
これからはビジョンズで学んだ集客の力が海外で通用するのか試したいです!自分の身ひとつでサービスを広めていくって考えるだけでワクワクします!






自分の『過去』『現在』『未来』が

言語化される経験は貴重!





塩入さんのこれからのキャリアプランを教えてください!

帰国後のことはまだ決めていませんが、情報発信をする仕事をスタートしたいです。
でももう少しオーストラリアにいたいな、なんて気持ちもあって。自分の人生見つめ直し中です。

私は好奇心旺盛で人より行動量も失敗も多いからこそ、そこからゲットした情報量が武器だと思っています。情報を発信し、少しでも人々の暮らしを楽にすることで自分と世界の幸せに繋がっていくと良いなと考えています♡





これから月刊ビジョンズを通してどんな後輩たちの姿を見たいですか?

素直に『この時が辛かった!』『昔よりここが成長した!』と少し照れながらカッコよく語るみんなを見続けたいです。

20代前半に人前で自分を語ることって誰でもできる経験ではないし、自分の過去・現在・未来が言語化されることは貴重だなと、今回のインタビューを受けて思いました。
だからこの月刊ビジョンズがみんなの自分の成長を感じられる場になっていてくれたら嬉しいです。

「私、今とっても成長しているので来月号に載りたいです!」って言う人が出てくるくらい活気のある社内報が続けば良いなと思っています♡




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