9年間の歩みとこれからのステージ
人事部 兼 総務部 兼 広報部 部長|山下 あずさ

PROFILE
■名前:山下 あずさ
■出身:東京都
■入社年:2016年 アルバイト入社
■部署:人事部 兼 総務部 兼 広報部 部長
【9年間の歩みとこれからのステージ】
勤続9年!人事・総務・広報と3つの部を統括し2児の母でもある山下あずさ部長。
ビジョンズに入社してから9年。ビジョンズで働いてきたこれまでとこれからの未来について、楽しく、時には真剣に語っていただきました。
始まりはアルバイトの求人だった。
ビジョンズに入社したきっかけは?
応募したのは今から約9年前。当時のオフィスは渋谷の雑居ビルの一室。デスクとパソコン、電話だけのとてもシンプルな空間でした。メンバーは正社員が3名でアルバイトが私を含めて3名。アルバイト同士の出勤が被ることはほぼなく、1日の出勤人数は社員が1名、アルバイト1名なんて日も多かったです(笑)工事員も6人ほどで社長と専務を含めて当時は全員で 人程の小さな会社でした。それが今ではオシャレなオフィスにたくさんの仲間達。この環境に身を置けていることに改めて「恵まれてるな」と感じています。
環境は与えられるものではなく、自分でつくっていくもの。
過去と比較して仕事に対する価値観はどう変化していきましたか?
以前の私は「感情こそが正しい」という考えの下で、環境や人間関係に大きく価値を置いていました。仕事のやりがいも居心地の良さも “周囲がどうか” によって決まるものだと思っていたんです。
でも今は「どんな環境に置かれても「自分がどう在りたいか」「どう向き合うか」に価値を置いています。
感情や人間関係に振り回されるのではなく、自分の選択や姿勢で仕事の意味をつくる ――そんなふうに考えるようになりました。
この価値観の変化には、自分の行動や感情を他責ではなく “自責” で見つめられるようになったことが大きいですね。
昔は自分に自信がなく環境に飲み込まれていることにも気づけませんでしたが、「環境は与えられるものではなく、自分でつくっていくもの」だと実感しています。
以前は感情だけを頼りに物事を判断することが多かったのですが、今は感情を大切にしながらも、冷静に整理して論理的に考える視点も持てるようになりました。
今はもう「誰と働くか」とか「どんな環境か」に振り回されることはなくて、どんな状況でも、自分次第で乗り越えられるって思えるようになったことが仕事に対する価値観として一番大きく変わった部分だと思います。

コロナ禍で見つけた、人事としての原点
これまでで一番苦労した出来事やエピソードはありますか?
何の仕事が大変だったというよりかは、2020年そのものが大変でしたね。ちょうど人事に異動して、初めて新卒社員を迎えるタイミングで、コロナが大流行。緊急事態宣言が発令され、社会全体がこれまでにない大混乱に包まれる中、人事として ほぼゼロ からのスタートでした。テレワークの導入、管理のあり方、マネジメントの方法 。 ―― 何もかもが手探りで、毎日が壁の連続。前例がない中で判断しなければならないことばかりで本当に必死でした。でも、今振り返ると、あの何も整っていない真っ白な状態にコロナが来たからこそ、自分で考え、ぶつかって、試行錯誤できた。だからこそ得られた学びがあったのだと思いまます。おかげで今ではちょっとの逆境には動じなくなりましたね。
…強くなりました、ほんとに(笑)
2020年当時のビジョンズ

ビジョンズで叶えた、両立のかたち。
管理職でありながら、出産や育児を経験されてこられましたよね。育児と仕事の両立に悩んだ時期はありましたか?
急な子どもの体調不良にはメンタルがやられましたね。
大きなプロジェクトの実施日とか、自分が管理者として現場にいなきゃっていうタイミングだったりすると特に……。「この状況で私がいないなんて」と自分を責め、何度も悔しくて泣きました(笑)。
妊娠が分かったときも自分が不在の間のことや、チームのこと、そして自分のキャリアのこと。 今は子育てに専念すべきなのかとたくさん考えました。
でも、この子が最後の出産になると決めていたからこそ「今は育児にしっかり向き合おう」と覚悟を決めたんです。

決断は簡単ではありませんでしたが、仕事も家庭もどちらも大切にしたいという私の想いをビジョンズは真摯に受け止めてくれました。復帰後も同じポジションで働かせていただけたことに、心から感謝しています。

『好き』が原動力。
だから、ここまで来られた。
9年という年月を重ねてこられてきましたが。ここまで「続けてこられた理由」を改めて振り返ると?
ビジョンズが好き! 人が好き!の一択です。
最初は自分を拾ってくれて、育ててくれた上司に恩返ししたい気持ちが強かったのですが、自分が上司の立場になってみて「こんな自分についてきてくれる」「一緒に頑張ってくれる」仲間ができて居場所ができて……。そうしていくうちに「この人達や会社を守りたい」と思うようになり、気が付いたら9年の月日が経っていました。振り返れば本当に色々な事がありましたが、全てが良い思い出です。どんな事があっても『好き』の気持ちがあったから続けてこられたのだと思います。




今後はどのような働き方を予定されていますか?
まずはフリーランスとしてスタートし、ゆくゆくは法人化します。
正直なところ、今年の初め、一度仕事を辞めて、少しお休みしようと考えていました。「自分はどんな母親でありたいか」を改めて考えたとき、息子に「ママ、仕事辞めようかと思うんだけど、どう思う?」と聞いてみたんです。すると息子が、「ママ働いてた方が良いよ!働いてるママが楽しそうでカッコ良くて好き」と言ってくれて、その一言が心に刺さりました。
その言葉を聞いたとき、「今までがむしゃらに働いてきて良かった」と心から思えたし、いつまでもカッコいい母親でいたいと強く感じて、「仕事を辞めることを辞めよう」と思えたんです。とはいえ、これからは仕事と子育ての比重を少し見直したいという気持ちもあります。
でも、だからといって仕事は中途半端にしたくない。やるからには新しいことに挑戦したいし、ちゃんと結果を出したい。その想いを形にする第一歩として、フリーランスという新たなステージを選びました。

「退職しても一緒に働く」という働き方を選ばれた理由を教えてください。
これからは新しい挑戦もしつつ、ビジョンズでも引き続き働かせていただく予定です。
残ると決めた理由はこの会社が好きというのはもちろんですが、それだけではありません。
2年前の取材で「今後の目標は?」と聞かれた際に「ママ部隊をつくりたい」と話したことがあったんです。そのときはまだ理想の段階でしたが、現在は実際に子育て中のママ社員が2名、私の直属の部下として働いてくれていて『チームママ』として日々一緒に奮闘しています。これまで顧客営業課での後進育成の経験はありましたが、人事・総務部としては今回が初めて。今まさに、彼女達と一緒に壁にぶつかりながらも前へ進んでいるところです。
だからこそ、今このタイミングで離れるのではなく、しっかりと向き合って納得のいくところまで育てたいという思いが強くありました。子育てをしていると、自分の思い通りにいかないこともたくさんあります。それでも彼女達にはその中で自分の価値を発揮できる人になって欲しいし、2人はそうなれると信じています。
私はこれまで「ビジョンズ初のママ社員」「初の産休と育休取得」など、前例のない挑戦を数多くさせてもらってきました。
だからこそ今回も辞める、続けるの二択ではなく、新しい働き方を自分で切り拓きたいと感じたんです。人生の転機やライフステージが変わるときこそ、新しい選択肢が必要です。そんな柔軟な働き方ができるビジョンズだからこそ、これからもここで働きたいと思いました。
チームママのメンバーである松藤さん(画像左)と堤さん(画像右)

山下部長が感じるビジョンズの魅力ってどんなところにあると思いますか?
一番の魅力は、「出来る・出来ない」で判断するのではなく、“先にチャンスを与えてくれる環境”があることだと思います。
私自身も未熟なうちから、ポジションを与えてもらい、数々の挑戦する機会をもらってきました。「出来るようになってから任せる」のではなく、「トライして成長する」という考え方が根付いているんです。
当然、最初は失敗もあります。でもその失敗も「いい経験になったね」と、懐深く受け止めてもらえる空気がある。ビジョンズでは“任せる力”を信じてくれる上司が多くて、自分の頑張り次第で本当にいろんな仕事を任せてもらえるんです。だからこそ、自分で考えて動くようになり、失敗しながら学び、責任感も育っていく。「任せて育てる文化」こそが、ビジョンズの一番の魅力だと思っています。
最後に未来のビジョンズメンバーにメッセージをお願いします!
ビジョンズが大切にしているのは、学歴やこれまでの経歴ではなく、「これからどうしたいか」という想いです。
何も持ってなくて大丈夫。自信はなくても、「やってみたい」という気持ちがあればそれで十分です。頑張りたい気持ちと、ほんの少しの行動力さえあれば、未来はいくらでも切り開いていけます。 そんな気持ちを持つあなたの一歩を、私たちは全力で応援します。 子育て中のママさんやパパさんも、もちろん大歓迎です!自分の人生を、もっと自由に、もっとワクワクしながら、一緒につくっていきましょう!

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