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上京者座談会

PROFILE

※左から電気事業部、
■顧客営業課:伊藤夏希(2024年入社)
■顧客営業課:松藤瑚士郎(2024年入社)
■法人営業課:田中弥和主任(2020年入社)

就職や進学を機に、地元を離れて上京する方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、東京での暮らしや働き方について、不安や疑問を抱く方も少なくありません。
今回は、実際に上京し、現在東京で働く社員3名に集まっていただき、
上京を決めたきっかけや、実際に暮らしてみて感じたこと、さらには仕事やプライベートにおける変化について、率直に語っていただきました。

これから上京を検討している方にとって、リアルな声や経験が少しでも参考になれば幸いです。

地元紹介

松藤:今日は上京経験者ということで集められたけれど、皆さんそれぞれ出身が違いますよね。改めて自分の出身地について軽く話しませんか?



伊藤:そうだね!僕は生まれも育ちも山形県天童市で、周りにコンビニもないようなド田舎でした(笑)

実家が農家だったこともあって、自然に囲まれてのびのび育った感じです。
通学路は田んぼのど真ん中を突っ切る一本道で、寄り道しようにもする場所がないくらい。
高校からはちょっとでも都会に出ようと、山形県で一番栄えている場所にあった高校に通うことになってようやくコンビニのある生活が始まりましたってくらいの場所に住んでいました(笑)



田中:私の出身は長野県の中野市ってところだよ。
空気が綺麗で、きのこや桃、蕎麦がとっても美味しいんだよね。あとはスキー場が有名かな。
私のところも学校もコンビニも結構距離があって、日常的によく歩いて移動していたね。




松藤:僕の出身は福岡市なので、あまり田舎って感じではなかったと思います。
でも団地だったからか近所付き合いがすごく盛んでした!
ただ、少し街から電車で出ると山がすぐ見えてくるので、そこは地方特有かもしれないですね。







それぞれの上京時の想い



田中:『地方』と一括りでまとめられるけれど、実際はそれぞれの出身地域でこんなに違うんだね。じゃあ、みんなはどうして上京しようと思ったの?

伊藤:一言で言うと都会への憧れですね。
テレビの向こうに見えてた「東京」って世界にずっと憧れていて。
そこで大学卒業のタイミングで「今しかない!」って思って、東京での就職を決めました。
就活も東京一本に絞って、東京の会社しか受けませんでした。
たくさんの人と会える環境も魅力で、尊敬してる先輩や友達と気軽に会える場所に身を置いてみたかったんです。

田中主任は高校卒業後に上京してきたんですよね?


田中:そうだよ!私は大学入学を機に上京したの。でも大学時代は部活一筋だったので、一人暮らしやバイトの経験はほとんどなくて…。
でも、「せっかく上京したなら、もっといろんなことを経験したい!」と思って、東京に残ることに決めたんだ。

松藤君は?


松藤:僕は自分の殻を破りたくて上京しました。
地元を出て大学は鹿児島に行ったんですけど、同じ九州ってこともあって、周りの人たちはどこか似ていて安心感がありました。
でも逆に心地よすぎて、何も変わらないまま日々が過ぎていく気がして、それは「もったいない」という焦燥感がどこかにあったんです。だったら思い切って、知り合いもいない『東京』という大都会に飛び込んで、新しい文化や技術に触れてみようと決意したんです。
それだけではなくて、「いつでも帰っておいで」って言ってくれる家族の存在がいたからこそ決意できた気がします。


伊藤:家族の存在はありがたいよね。皆さんのご家族や友達の反応はどうでした?




田中:私は予め戻らずにそのまま就職すると両親や友達に伝えていました。
「戻ってこないのは寂しいけれど、やりたいことを応援するよ。」と、あたたかく送り出してくれました。



伊藤:うらやましいですね……。
うちの家族は心配性なので、反対されました。
宮城の方が近いし都会だからそっちにしたら?って何度か言われましたけど、「東京しか考えてない!」って押し切りました。
友達には前から言っていたので、「やっぱり行ったか!」って感じでしたね(笑)。事前に話してたこともあって、東京の知り合いを紹介してもらったりとありがたいサポートも受けられました。



松藤:僕は反対されることはなかったかな。
友達は「行ってこい!」ってめっちゃ応援してくれて。
けど家族は心配の方が大きかったと思う。上京直後は結構連絡をもらっていて、1年経った今でも「そろそろ帰ってこないの?」って連絡が来ます。やっぱり親は心配するんだと思う。

僕は東京に近しい友人がいなかったので、上京することに不安をかなり感じていたのですが、お二人は上京する前はどんな不安があったか覚えてますか?





伊藤:あれだけ憧れていた東京だったんだけど、僕も正直にいうとめちゃくちゃ不安でした。
何かあったときに頼れる大人が近くにいない環境というのがとにかく不安で……。
地元の友達もほとんどが地元に残ったので、東京で一緒に上京する仲間もほとんどいなかったんですよね。
だから「何かあっても、すべて自分で何とかしなきゃいけないのか…」って気持ちがずっとありました。





田中:私は正直にいうと、あまり何も考えてなかったんだよね(笑)。
私は大学受験の時に、両親にも相談というより「東京の大学に受験するよ」って感じの報告でした。
もともと一人っ子だから一人行動は慣れていたけど、東京で親と別れるときはさすがに涙が出たね(笑)。





松藤:僕は上京する前から、東京って「人が冷たい」ってイメージがありまして(笑)
これまで温かい人たちに恵まれて生きてきた自分が本当にやっていけるのかなっていう不安は大きかったです。
あとは九州に住んでいた僕にとって、東京は距離的にもかなり遠い場所だったので何かあったらどうしよう、という不安もありました。



上京後のギャップ

伊藤:じゃあ実際に上京して暮らしてみて、イメージは変わった?

田中:思ってたより、”みんな優しい”って思った!
松藤君が言ってたように冷たい人が多いイメージがあったけど、思った以上に親切な人が多くてホッとしました。でも、電車が複雑すぎて最初は全然慣れなかった(笑)。




伊藤:それめっちゃわかります!
特に地下鉄とかは複雑すぎて・・・(笑)。あとは、水道の契約とか、役所に行くとか、今まで親に任せっきりだったことを一人でやらなきゃいけないのが大変でした。でも、わからないことがあれば、会社の先輩方や同僚に頼らせてもらったりすることで、ちょっとずつ成長してるなって実感もあります。




松藤:僕は想像してたよりも、東京って案外“普通の場所”だなって思いました。
思っていたより「東京=超ハードモード」っていうほどでもなかったかもしれないですね。

それにビジョンズは地方から来ている人が結構いるから、先輩や同期に相談に乗ってもらえて心強いです。



田中:上京したての時って、不安なことがいっぱいで大変だったけど、親元から離れて暮らすことで得られる経験もあるよね。
私は推し活が生きがいなので(笑)。東京にいるとイベントやライブがすぐ行けるから日常的にテンションが上がるんだよね。
仕事は思いっきり頑張って、休日は趣味の時間。地元で就職してたら叶わなかったことだと思う。

みんなは休日どんな風にリフレッシュしてる?


松藤:僕はグルメ巡りですね!食べログでいろいろ調べて、食べ歩きするのが休日の楽しみになっています!都心は美味しいものが多い!



伊藤:僕は美術館や展示、ライブ、イベントとか、休みの日はとにかく遊びに出かけています。去年は会社の先輩達とディズニーランドに行きました!東京はどこへ行くのもふらっと行ける距離にあるのが、最高ですよね。




【休日の様子】福岡さんと鹿岡係長(当時)とディズニーランドへ




上京して生まれた変化

松藤:上京してからは人に頼らず自分で行動するようになり、考え方も柔軟になった気がします。いろんな価値観に触れることで、前よりも、自分のことをちゃんと理解して、ちゃんと伝えられるようになったかもしれないです。


田中:私も。自分で決めて、自分で動くっていう力がついたと思う。地方にいたときよりも「やってみよう!」って行動力が自然と出てきたし、東京にいればいろんなチャンスがあるから、失敗しても「次に活かせばいいか」ってポジティブになれた気がするな。


伊藤:僕も同じです。東京に出てきて、自分の得意なこと、不得意なことをちゃんと知ることができました。それに先輩や同僚、上司に「助けてください!」って素直に言えるようにもなれました。様々な人と出会って、良い意味で肩の力が抜けてきたかもしれないです。



寄り添ってくれた会社の制度やサポート

松藤:たしかに学生の時よりも1人でやらなくてはならないことがたくさん増えたよね。
その変化の中で会社の制度や風土で助けられたことはありますか?




田中:それはもうチャリ通手当!
会社から2キロ圏内に住めば3万円の家賃補助が出るので、電車やバスが苦手な私にとってはすごく助かっています。もともと会社の近くに住むつもりだったので、とてもありがたいです。
あと、ドリンク飲み放題の福利厚生にも助かっています。1日に1〜2本ペットボトルを買うと、積もり積もって結構な出費になるので、1人暮らしのお財布にとてもやさしい制度だと思う。




【ドリンク飲み放題】カフェスペース内のドリンクが24時間飲み放題のビジョンズの福利厚生

伊藤:僕は様々な業務を経験させてもらえるところかな。
今は顧客営業課で働いてますが、一時的に法人営業課の仕事を経験させてもらったり、管理職的な業務を一部担当させてもらったりと、幅広く挑戦できる環境がありがたいよね。
一般的な企業は分業制が多いことから、あまり様々な業務に携わることがないと思うし。
でも、ビジョンズは若いうちから様々な業務に挑戦させていただけるので、自分の知らなかった得意なことや苦手なことを見つけられるところが楽しい!
今の業務に集中しながらも、今後のキャリアを見据えた働き方を探せるし、実際にできているなと感じています。




松藤:僕も田中主任と同じでチャリ通手当が本当に助かってます!
電車通勤だと朝は通勤ラッシュで大変だし、会社の近くで家を借りようと思うと家賃も高めなところが多いので……。でもチャリ通手当があるおかげで、上京したてで社会人1年目の一人暮らしでも安心して暮らせています。
あとは平均年齢が26歳と若く、良い意味で距離が近く話しやすいのもあって、生活の中で困ったことや悩みがあっても相談しやすいです。
上京している地元の友達も少なかったので、当時の僕にとってはとても心強かったです。




【新年会の様子】ビジョンズでは新卒入社の社員が多く平均年齢が26歳。距離が近いからこそ相談しやすい風土が魅力。

上京したから得られたこと



田中:確かに、相談できる人が会社内にいると心強いよね。二人とも入社してから1年が経過したけれど、成長したなと感じる部分はあるかな?




伊藤:僕は「新しいものを受け入れる力」が身につきました。
地元にいた頃は、自分と似たタイプの人とばかりつるんでいたんですが、
東京という日本の中心地に来てからは、新しい文化や価値観に触れる機会がぐんと増えて、自分がどんどんアップデートされていくのを感じています。

「あ、この考え方もアリだな」って思えるようになって、それまで苦手だったことにも前向きに向き合えるようになりました。

人と関わるのがますます楽しくなってきて、仕事でもお客様と話している時間が本当に楽しいんです!

今では、どこにいてもいろんな人とすぐに仲良くなれるようになりました。
この前なんて、居酒屋で隣にいたおじさんとも仲良くなっちゃいましたよ(笑)



松藤:ええ!それはすごい!(笑)

僕はちょっとだけ、自分のご機嫌取りが上手くなったかなと思います。
自然に触れたくなったら海沿いをランニングしたり、買い物に行ったり、近所の居酒屋にふらっと行ったり…。なんでもある都会だからこそ、思いつきで行動して、その中から自分に合うものを取捨選択して、メンタルを整えられるようになってきました。




田中:私はコミュニケーション能力が上がった気がする!
入社してすぐは電話営業だったので、電話をかけることへの抵抗が全くなくなりました。今ではお店の予約や問い合わせも全然平気です(笑)。
さらに法人営業課に異動してからは、対面で話すことも多くなって、どういう順序で話せば、相手に伝わるかを考えるようになりました。商談や懇親会でも鍛えられています。

あとは地元の話になると、「長野っていいところだよね」と言ってもらえることが多いんです。
地方出身だと、地元ネタで盛り上がれるので、ひとつのトークのきっかけになる!



【法人営業課】電話対応中の田中主任。クライアント先の担当者と地元トークで打ち解けることも。

上京して社会人として得たこと




田中:あとは人生の背景がまったく違う人たちに出会えたことも大きいな。
ビジョンズはいろんな地方から来た人が集まってるので、対話がすごく新鮮で楽しいです。社会人になってから深く仲良くなれる友達ってできにくいと思ってましたが、上京してから人に興味を持つことが増えて、「この人に出会えてよかったな」と思える友達もたくさんできました。




伊藤

一番大きな変化は、やっぱり時間に余裕ができたことですね。
自転車で行ける範囲にいろんなお店や施設があるし、電車も数分おきに来るので、移動がすごく楽になりました。時間にゆとりが持てるようになったことで、日々の暮らしに余裕が生まれ、仕事やプライベートに向き合う時間が増えた気がします。




松藤:僕は東京に来て、生活の中で自分の「好き」を気軽に楽しめる環境になったのが大きいと感じています。実際に足を運んで趣味に触れたり、それがすごく刺激になっていて。インプットできる機会が多く、自分の感受性や価値観を作り上げられている気がしています。この刺激を、仕事でアウトプットできるようにしていきたいですね。




これからの目標



田中:私はね、また課長を目指しているよ。
マネジメントに携われるようになりたいんだ。だから、そのために自分だけの営業スタイルを確立したい。法人営業課で唯一の女性だし、顧客営業課での経験をもっと活かして、私だからこそできる営業スタイルを早く見つけたい。晴れて課長になれたら、自分の営業のノウハウを教えて男性だけでなくもっと女性も第一線で活躍できる部署にしたいと思ってる。東京で叶えたい目標の一つです。

伊藤君や松藤君はどんな目標がある?




伊藤:周りにポジティブな変化を与えられる人になりたいです!
これまで自分が多くの方からもらってきたポジティブな影響に、少しでも恩返しができたらと思ってます。今はまだ人を大きく変えるような影響力はないかもしれませんが、少しずつでも周りの人がハッピーになれるように意識して行動していきたいです。




松藤

まだはっきりとは決まっていないのですが、資格を2つは取りたいなと考えています。
せっかく上京してきたので自分の可能性を広げたいですし、何か新しいことにチャレンジする中で、「これ、好きかも」と思えるものに出会えたらうれしいなと思っています。
興味を持てることを見つけながら、しっかりとスキルとして身につけていけたらいいなと思っています。




これから上京する人たちに向けて




田中:私は社会人として東京に住み始めて5年近くたったけど、周りを頼ることの大切さを日々実感している。困ったことがあれば、1人暮らしの先輩たちがビジョンズにはたくさんいるので、2人も何かあったら私でもいいし、先輩たちに何でも頼ってみてほしい!これから上京したいと思っている人たちや、学生さんたちにも、周りを頼ればなんとかなる!ということを伝えたいです。 




伊藤:自分が誰と一緒にいたいのか、どんな場所に身を置きたいのか、少しずつ考えていって自分の気持ちを大切にしてほしいですね。絶対に東京じゃなきゃダメってわけじゃないけど、今の環境から飛び出して新しいことにチャレンジするのって、本当にワクワクします!
出会う人が増えるからこそ、これまで出会わなかったタイプの人や文化にも触れられる。そういう瞬間に、「世界って広いな」って実感できると思います。意外な場所で、意外な人と気が合うかもしれませんよ!




松藤:不安なことがたくさんあることは、すごくわかります。でも、いざ上京してみたら、意外となんとかなりますね!全部まとめて一気に解決しようとすると大変なので、まずは「何が不安なのか」「自分に何が必要なのか」を一つずつ向き合っていくと、自然とうまく乗り越えていけると思います。

僕が就活でビジョンズで面接した時、地元の話や家族の話など親身になって聞いてくれて、僕自身に向き合ってくれていると感じたのを今でも覚えています。もし「上京するのが不安」という気持ちがあったら、是非面接官に心の内を話してみてください!







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